乳酸菌の効果 効く乳酸菌



乳酸菌の効果 効く乳酸菌  ~効く(効果がある)乳酸菌~

ノロウイルスと乳酸菌

インフルエンザウイルスと同じように毎年12月~2月頃に流行するウイルスとして「ノロウイルス」があります。ノロウイルスの特徴は、正20面体のとにかく小さなウイルスです。ノロウイルスとインフルエンザウイルスと比べると、インフルエンザウイルスが約100ナノメートルの大きさに対して、ノロウイルスの大きさは約35ナノメートルと小さいウイルスとして知られています。空気中にも浮遊するインフルエンザウイルスは、気温20度・湿度60パーセントにおいては、数パーセントほどのウイルスしか生存することができず、多くのインフルエンザウイルスは死滅します。人間が一般的に生活しやすい環境下において、空気中にも浮遊するインフルエンザウイルスの多くを死滅させることができ、予防効果があります。しかし、ロタウイルスと同様にノロウイルスは約85度で1分間の加熱処理により死滅すると伝えられています。加熱処理による食材からのノロウイルス感染を防ぐことについては有効ですが、ノロウイルス除去効果について、その他の場面では加熱処理による除菌するという行為が難しく、効果があるとは言うには難しいところです。インフルエンザウイルス除菌に効く(効果がある)消毒用アルコールも、ノロウイルス除菌にはあまり効かない(効果がない)ことも知られています。その点から、ノロウイルスは感染拡大しやすいウイルスと考えることができます。年内の食中毒発生原因の中で、ノロウイルスが原因である割合が3割を越えることもあります。

インフルエンザウイルス除菌に効く(効果がある)消毒用アルコールも効く(効果がある)とは言えないノロウイルスですが、ノロウイルスの主な症状は、「吐き気」「嘔吐」「下痢」「腹痛」「軽い発熱」などです。ノロウイルスが発病すると、「嘔吐」「下痢」の両方など体力的に厳しい状況になりますが、数日で体調を戻すことができます。気をつけなければいけないのは、ノロウイルスら感染してから発病するまでに半日から3日程度のノロウイルス潜伏期間があります。その間にも気付かない間に他人にノロウイルスを感染させる可能性があります。また、体調を取り戻した後でも、数週間に渡り体内に残るノロウイルスが排便などをから確認されることもあることが知られています。

ノロウイルス発病に対する治療方法については、ロタウイルス発病の場合と同様に、ノロウイルス発病に対する症状を穏やかにする治療方法(対症療法)が一般的です。ノロウイルスに効く(効果のある)抗ウイルス剤は研究過程であるといわれ、「嘔吐」「下痢」で辛いのですが、「脱水症状を起こしたりしないようにする」「体力をつける」ために、水分や栄養補給をしっかりすることがノロウイルス発病に対する効果的な治療方法として考えられています。もちろん、病院で医師の診断に従うことが大切であることは言うまでもありません。

ノロウイルスと似た名前のロタウイルスやインフルエンザウイルスにあるような予防接種は、ノロウイルスに対してはありません。ノロウイルスに対する効く(効果のある)ものは全くないのでしょうか。ノロウイルスに感染して発病すると症状の中に、「軽い発熱」があります。ノロウイルスの「軽い発熱」に乳酸菌のひとつである「Lカゼイ・シロタ株」が効く(効果かある)ことが知られています。乳酸菌のひとつである「Lカゼイ・シロタ株」は、ラクトバチルス・カゼイ・YIT9029とう乳酸菌です。高齢者医療施設の入所者(平均年齢85歳の高齢者)71人を「乳酸菌のひとつであるLカゼイ・シロタ株を継続的に摂取したグループ」「乳酸菌のひとつであるLカゼイ・シロタ株を継続的に摂取していないグループ」に分けた2ヵ月後に発生したノロウイルスの発病において、乳酸菌のひとつである「Lカゼイ・シロタ株」が効く(効果かある)という結果が知られています。乳酸菌Lカゼイ・シロタ株を摂取していないグループは「発熱期間が平均2.9日」、乳酸菌Lカゼイ・シロタ株を摂取していたグループは「発熱期間が平均1.5日」という研究結果が得られたことが知られています。考え方によっては、ノロウイルスの発病に効く(効果がある)と考えられる乳酸菌Lカゼイ・シロタ株でさえ、ノロウイルス感染を完全に予防することやノロウイルス発病に対して完全に効く(効果がある)というには難しいと考えられます。乳酸菌Lカゼイ・シロタ株を含めた乳酸菌には、「免疫力を高める効果」「整腸作用の効果」があることが知られていますので、ノロウイルス感染に対して予防効果があると考えても良いのではないでしょうか。

乳酸菌Lカゼイ・シロタ株を含めた乳酸菌には、「免疫力を高める効果」「整腸作用の効果」があることがノロウイルス感染に対して予防効果があるということを意味するとすれば、ラクトフェリン(ラクトトランスフェリン)がノロウイルス感染に対して予防効果があると考えられます。ラクトフェリン(ラクトトランスフェリン)は、乳酸菌Lカゼイ・シロタ株などの乳酸菌の仲間ではなくタンパク質の一種です。ノロウイルスは腸内の細胞に入り込みノロウイルスの発病の症状のひとつである「下痢」などを発生させます。ラクトフェリン(ラクトトランスフェリン)は、「腸の表面に付着してノロウイルスが腸内の細胞に入り込むのをブロックする」「ラクトフェリン(ラクトトランスフェリン)が胃の中で変化してできる抗菌ペプチドのラクトフェリシンがノロウイルスを取り囲むことでノロウイルスが腸内の細胞に入り込むのをブロックする」と考えられています。ラクトフェリシンは、ラクトフェリン(ラクトトランスフェリン)以上に抗菌作用の効果があるとされ、「大腸菌O157」「ヘリコバクター・ピロリ菌」などにも効く(抗菌作用がある)と考えられています


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